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投資初心者ソフィーが投資資金を捻出するために実行したこと

株式投資には資金が必要です。
最近は『3000円投資生活』という書籍もあり、少ない金額からでも投資ができるらしいことは株に興味のない方でも知っていると思います。

3000円くらいの金額であれば、株価が下がって多少元本が減っても、大きな打撃を受けることはありません。私もそれを知って安心して株式投資を始めることができました。

しかし、少額の元本では増える速度がかなり遅いということも事実です。
例えば、月々3000円を年利3%、年複利で運用すると10年後には投資額36万円に対し運用益は税引き前59,352円となりますが、投資する金額を月々3万円にするとその10倍の運用益が得られます。

ということは、できるだけ資金を投入したほうが得られる果実も大きくなるということになります。
そこで、私が投資資金を捻出するためにしたことを大きく3つに分けてご紹介します。

私が投資資金を捻出するためにしたこと

固定費の削減

スマホを格安SIMに乗り換える

スマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換ええました。
それまで、スマホには本体代金の割賦2,300円を含み毎月9,700~9,800円払っていました。
もし本体代金を一括で払っていれば7,400円くらいになっていたことになります。

2020年12月、契約解除に解約金のかからない期間に入ったので、b-mobileの990JUST FIT SIMを契約しました。音声対応データ通信1Gで990円、その後使った1Gごとに200円というプランです。
かけ放題オプションは500円で5分以内の通話が無制限になりますが、電話はあまり使わないのでつけませんでした。専用アプリを使えば30秒10円なので、月に25分以内の通話であればオプションは不要です。最近はLINE電話も使えるので、問題ないと考えました。

その結果、12月は5G弱の通信で、通話含めた利用料金は1,971円でした。

大手キャリアで通話基本料金に1,700円払っていたのは何だったのか!
と思うほどの激安ぶりです。大手キャリアとの差額は7,400円-1,970円で5,430円、年間にすると6万5千円の節約です。

ただし、乗り換えに当たっては、大手キャリアの電話番号を引き継ぐMNPと、格安SIM
の契約のため、別途かかる以下の費用があります。
・MNP転出費用 3,000円
・b-mobile契約料 3,300円
これで6,300円。

私は節約を本気で考えていたタイミングで解約金のかからない期間に入ったので乗換えに踏み
切りました。この2か月間を逃すと上記の諸経費にさらに9,500円がかかります。それでも3か月で元が取れるので、時期を問わず乗り換えはお得ということがわかりました。

格安SIMは朝夕の通勤時間とお昼休みの時間の通信速度が遅くなると言われていますが、b-mobileは大手キャリアと全く差を感じません。
森の別荘でも、森の中を散歩していても、何の問題もなく通信できています。

それから私の場合、本体の代金残債が44,555円あり、あと30か月(2年半!)分割で払い続けていく必要があります。
しかしこれも視点を変えると、44,555円を一括で払う代わりに、今払わなくてもいいその金額を投資に回せるという考え方ができます。
私にもだんだん『投資家』マインドが宿ってきたようです。

保険の解約

大手生命保険会社の以下を解約しました。
①5年ごと配当付組立総合保障保険 19,317円
②5年ごと利差配当付介護終身年金保障保険 7,446円
③5年ごと利差配当付き特別個人年金保険 20,000円

しめて46,763円。
これで年間56万円節約できました。そして、解約返戻金327万円が戻ってきました。

だいぶ前に入った個人年金の毎月10,000円と2年前に契約した米ドル建・一時払養老保険に100万円のふたつはそのまま続けることにしました。

美容院 ヘアカラーとカット、それぞれ専門店に行く

美容院はヘアカラーとカットの専門店に行くと、施術の流れがシンプルで効率化されているため、時間と費用の節約につながります。

アラフィフになると、生え際のグレイヘアが3~4週間で気になってきますが、カットは
2か月くらい間を空けても大丈夫です。
以前はどちらも一度に済ませようと、1か月半に一回程度の頻度で美容院に行き、2時間~2時間半かけて施術してもらっていました。カット、ヘアカラー、トリートメントをセットにすると割引がきいてお得だったからです。でも私としてはカットもヘアカラーもタイミングの点では妥協していました。そのうえ、予約時間に行っても前のお客さんが終わってなくて待たされたり、施術の間に他のお客さんへの対応に入って待たされたりということもよくありました。

そこで、ヘアカラー専門店に行ってみたらどうだろうと思い立ちました。私が行ったのはfufuというお店。北は福島県、南は和歌山県まで約90店舗を展開しているチェーン店です。

料金はリタッチ2,400円、ミディアムロング全体染め3,900円。トリートメントは1,000円
から。一般の美容院だとカラーで6,000円、トリートメントで2,500円が相場です。以前はもっと
高い美容院に行っていたこともあります。それに比べるとだいぶ安いので心配でしたが、行ってみると杞憂でした。

まず、カラー剤の刺激が少なく快適です。それからシャンプーしたときの色落ちが少ないです。
というか、すすぎのお湯にほとんど色がつきません。つまり長持ちするのです。さらに、施術は予約時間通りに始まり1時間ぴったりで終わります。


その代わり、最後のドライヤーは自分でしなくてはいけません。究極のサービス省力化です。
でも、染める過程やシャンプーはしっかりしてくれます。

これまでの美容院はすべて終わるまでに2時間~2時間半コースだったので、仕事帰りに寄るわけにもいかず、週末か休日にしか行けませんでしたが、ヘアカラー専門店に行くようになってから、平日の仕事帰りにちょっと寄ることが可能になりました。

カットは2~3か月ごとに1,700円のカット専門店で20分で終わらせるようになり、時間とお金の節約を実現することができました。

これで、年間10万円かけていた美容院代はカットとヘアカラーそれぞれ頻度の最適化を図り
ながら7万円程度に抑えることができました。

日々の節約 ちょっと高価なもの・ちょっとの外食をやめてみる

日々の買い物で、これくらいだったらいいかと少しずつ高い物を買ったり、外食をしたりするのをやめてみました。例えばこのようなもの。

パンを焼くための強力粉

パンはホームベーカリーでよく焼くので、ネットで安くまとめ買いしていた時期もありますが、いかんせん2人家族では使いきるまでに時間がかかってしまいます。
だから最近はスーパーで1Kgずつ買うようにしていました。それが200円台から400円台までいくつか種類があり、金額的にそれほど大きな違いがないからと、なんとなく高級そうな400円台の物を買っていました。

でもですよ。
月に3回買うとして600円の差ができ、年にして7,200円の差ができるとします。25倍の法則を当てはめると、投資でその金額を賄うには18万円必要になります。しかも、どちらの粉でも出来上がりに大きな差はないのです。だからこれからは安いもので十分ということにしました。

ペットボトル飲料

私は甘い飲み物は買わないので主に水です。たった100円ですが、職場の自販機やヨガ教室で頻繁に買っていました。
今では基本、水筒に白湯を入れて持ち歩いています。飲料水は水道水で十分。
勝間和代さんによると、日本の水道水はペットボトルの水よりも検査の項目や基準が高く安全だそうです。興味ある方はこちらの動画をご覧ください。

勝間和代の、水道水飲用の勧め。そのミネラルウォーターは本当に必要ですか?

YouTubeを見てる方から、なぜ私が、ミネラルウォーターではなく水道水を使うのか、飲むのか、という質問がありましたので、動画をまとめました。基本的には 1. 安全性 2. 利便性と省スペース性 3. 経済性 の理由からです。ミネラルウォーターに月数千円払う理由が私にはないと思っています。詳しくは動画をご覧ください。

歯磨き粉

私は人一倍歯のケアに神経を使っています。普通の歯磨きのほか、歯間ブラシ、デンタルフロス、ワンタフト型の歯ブラシ、マウスウォッシュ液、舌ブラシを使って口の中をきれいにしています。歯磨き粉も色々試した結果『クリーンデンタル』という1本1,000円弱のものを使うようになっていましたが、今あるのを使い終わったら、300円くらいの製品に戻そうと思います。

外食

職場には基本お弁当持参しているので、普段は外食をしません。
でも、土曜日にお昼まで出勤の日は、解放感も手伝って、自分へのご褒美ランチをすることが多かったのです。お気に入りのカフェで、オーガニックなランチ、それに飲み物をつけると1,500~2,000円になりますが、仕事をしてるんだからこれくらいいいじゃない、って気になってしまうんですよね。

あと、ヨガレッスン前の時間調整やレッスン後にのんびりするためにカフェに入ったりしていました。これらを合わせると月に1万円は使っていたと思います。
これらの外食をやめ、時間調整には本屋や図書館に行き、土曜のランチは持参したり自宅で食べたりするようにしました。

つもり投資

つもり貯金の感覚で、『つもり投資』をしています。例えば、バスに乗らないで歩いたとき、ペットボトル飲料を買わないでマイボトル持参したとき、ランチ外食しなかったときなど、節約した分を100円からできる投信信託に入れています。

それまで当たり前のように使っていたこれらのお金。その金額を投資で得ようと思ったら25倍のお金が必要、と思ったらおいそれと使う気にはなれなくなりました。
だからといって、使わなかったお金をそのまま貯めておけば何も起こりませんが、投資に回せば時間をかけて育っていく確率が高くなります。それが楽しみにもなってきました。

まとめ

私はどちらかというと節約家であり、浪費をしているつもりはありませんでしたが、改めて考えてみると、少しずつ贅沢になっていました。

でも、あまり節約ばかりしていると、心の潤いがなくなり、そのうち限界がくる可能性もあります。ここで紹介したことも、続けられないようであれば元に戻すつもりです。

投資初心者なので、急激な変化は禁物。ゆるゆると調整しながら、柔軟性をもって続けていきたいと思います。

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