格安スマホ

iPhone15で日本通信SIM b-mobileが使えない件

日本通信のb-mobile s ジャストフィット990

ソフィーは2020年12月から日本通信の格安SIM、b-mobileを使っていました。
それまで毎月ソフトバンクに1万円払っていたのが、通信速度が変わらず2,000円になったので大満足でした。
データ使用量を含めたレビューはこちらの記事をご覧ください。

このように満足して使っていたのですが、ひとつ不満があるとすれば、日本通信のさらに格安な「合理的プラン」にはソフトバンク回線からは契約することができないということです。
合理的プランとは基本料金が1ギガ付で290円、以降1ギガごとに220円の従量課金、電話30秒11円の超お得なプランです。
ソフィーのように月5~7ギガ、通話料金200円程度の利用であれば、1600~1800円前後に抑えることができます。
一般的に格安SIMはソフトバンク、ドコモ、AUといった大手キャリアの通信回線を借りて割安な価格でユーザーに提供しています。
b-mobileはドコモかソフトバンク回線での利用となり、ソフィーはもともと使っていたソフトバンク回線で契約していました。
ソフトバンク回線のユーザーが合理的プランを利用する場合は、一度ドコモの契約をしてから、日本通信に契約を切り替えるという手順が必要ということです。
つまり、MNP予約番号を2回取得しながら乗り替える必要があるということです。
それはちょっとめんどうだな~ということで、そのままb-mobile S ジャストフィット990を使い続けていました。

ポイント

MNP(Mobile Number Portability)とは、電話番号を変えずに通信会社を乗り換えることができるサービスです。
通信会社を変更するには、変更前の会社からNMP予約番号を取得し、有効期限内に新しい通信会社に申し込み手続きをする必要があります。
この時点で「めんどうだな~」と思った理由の一つは、MNP予約番号に料金がかかることでした。
以前、ソフトバンクからb-mobileに乗り換えたとき、MNP予約番号を取得するのに3,000円かかりました。
なので、今回「2回乗り換えると6,000円かかるな~」と思ったのですが、実は令和3年4月1日から「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」が改正され、原則無料化されたとのことです。そのため、携帯電話会社のWebサイトからMNP予約番号の発行を申し込む場合は、完全に無料になりました。
これで、安心して乗り換えができます。これも菅義偉総理大臣の功績ですね。

スマホをiPhone8からiPhone15に機種変更したらb-mobileが使えなくなった

そんなスマホライフを送っていたソフィーですが、2024年4月6日(土)にスマホをiPhone8からiPhone15に買い替えました。
機種変更をしても、SIMカードを入れ替え、iPhoneのプロファイルをインストールするだけで、そのまま使えるということがわかったので、引き続きb-mobile S 990ジャストフィットを使い続けるつもりでした。

iPhone プロファイルのインストール方法

プロファイルというのは、iPhoneで使用するネットワークの設定をするためのファイルで、通信会社の情報やデータ通信に必要な情報が入っています。プロファイルは契約する通信会社のサイトでダウンロードし、インストール操作をすることで設定が完了します。
大手キャリアでスマホを買うと、すでにキャリア独自の設定ができているので、この操作は必要ありません。
しかしSIMフリーにして格安SIMを使うときには自分で設定する必要があります。
プロファイルとはつまるところ、SIMの中の情報とスマホの端末をリンクするためのもの、とソフィーは理解しました。

その方法はまず、使用するSIMを挿しこみ、自宅などのWiFiにつなぎます。
そしてブラウザのSafariを使って日本通信SIMのサイトにあるネットワーク設定方法:iPhoneのページに入ります。
ここで大切なのは必ずSafariを使うということです。
そしてそのページにある「プロファイル」をタップして以下の手順でダウンロードします。
以下の図は日本通信のサイトで紹介されている説明です。

次にプロファイルをインストールします。

日本通信SIMのサイトより

とても簡単ですね。
ここまでやったら、再起動すると使えるようになります。
一度WiーFiの接続を切って通信会社(ここでは日本通信)のネットにつながるか確認します。
Wi-Fiの接続を切るには「設定」⇒「Wi-Fi」⇒Wi-Fiのボタンを左にスライドですね。

ところが、なんと日本通信にはつながりませんでした。
上記の操作を何回かやってみたのですが、だめでした。
これはおかしい!と日本通信のサイトを調べてみました。
そこでわかったことは、b-mobileはiPhone15に対応していないということでした。
対応機種は以下の通りとのことです。マジか・・・。



がーん!

まさか、最新の機種が使えない通信サービスがあるなんて、思いもしませんでした。
せっかく買ったiPhone15が使えないなんて・・・。
こんなことってあるのでしょうか???
iPhone8に戻るなんてことはあり得ないから、何とかしなくてはと画策しました。

MNPを取って合理的プランに乗り換えようとしてみた

とにかくb-mobileはダメということがわかりました。
であれば、MNPを使って一度b-mobileら離れるしかありません。
次のサービスはどこの何を使うか?が問題です。そして
「そうだ!念願の合理的プランに乗り換えてみたらどうだろう?」と考えつきました。
そしてスマホを買った翌日の4月7日に日本通信のマイページからMNP予約番号の申し込みをしました。
MNP予約番号の発行には4日程度かかるそうです。
そんなに待たなくてはならないのか・・・と思いながらも、この時点ではiPhone8が使えていたので問題はありません。
気長に待とうと思っていた矢先、翌日4月8日の午前中にはMNP予約番号発行のお知らせがメールで届いたではありませんか。
その有効期限は2週間後の4月22日。善は急げ。
その日の夜、さっそく合理的プランに申し込んでみました。
ところが、日本通信から日本通信には乗り換えることができないとのメッセージが。
当たり前といえば当たり前ですが、必死になっていたソフィーは冷静さを失っていました。
日本通信でMNP予約番号を取得するということは、日本通信から離れるということなのに、同じ日本通信のサービスに乗り換えられるわけもありません。
では、どこの何に乗り換えるのか?と振り出しに戻りました。

ahamoにしてみた

最終的に日本通信の合理的プランにしたいという気持ちはあります。
であればドコモにしておいたほうがよかろうということで、ドコモの格安SIM、ahamoにすることにしました。
基本料金は2,973円とb-mobileに比べて1,000円ほど高くなりますが、次の通りいくつかメリットもあります。

  • 20GBついている
  • 通話5分以内であれば何度でもかけ放題
  • eSIMが使える

b-mobileではデータ通信も通話も使用量が少ないほど料金が抑えられました。
だから節約しようという意識が常に働き、精神的な自由さという点では難がありました。
でもahamoのこの条件であれば、躊躇することなくのびのびと使えます。
経験上ソフィーの場合、データはどんなに頑張っても10GBも使えません。
また通話は1回5分以上使うことはほとんどありません。
なので基本料金の範囲で十分です。
そしてeSIMは電子的な手続きだけなので、SIMカードが送られてくるのを待つ必要がありません。
なんと最短で申し込みから1時間で開通できるそうです。
ただし、他社からの乗り換えの場合は開通できるのは9時~21時の間とのこと。
それでもSIMカードが送られてくるのを待つよりは全然マシです。
ただ、eSIMはSIMカードに比べて手続きの難易度は高くなるそうです。
でもガイドに従って手続きすればできるはず、と考え申し込み手続きをしました。

ahamoのeSIM開通手続き

大きく分けて次の2つの手続きをします。

  • ahamoに申込
  • eSIMの開通

1. ahamoに申込

ahamoトップページから申し込みをします。

事前に必要なもの

・MNP予約番号(現在使っている通信会社に申込)
・本人確認書類(運転免許証 または マイナンバーカード)
  ※運転免許証を返納した場合は運転経歴証明書、外国人の場合は在留カード)
・クレジットカード、または銀行通帳
  ※ahamo契約者と同じ名義であること
・dアカウント

ほか、対応機種も確認しておくこと

「dアカウントって何?」状態のソフィーにとって、この時点で「めんどくさ!」ではありましたが、背に腹は代えられません。
人間、どうしても必要なことがあれば、何とかしてやってしまうものです。
手続きをして無事dアカウントをゲットし、ahamo申込画面に従ってポチポチしたり入力したりして申し込みを完了。
この時点で4月8日(月)20:11。
ahamoからの連絡待ち状態となり、即日開通できる見込みありませんでした。
翌4月9日(火)11:36にお待ちかねのメール連絡が以下の通りありました。

eSIMプロファイルの準備が整いましたので、ご案内いたします。
開通までは1.回線切り替え手続き、2.プロファイルのダウンロードの順でのお手続きが必要です。

このメールに回線切り替え手続きとプロファイルダウンロードへのリンクが記載されているので、説明に従って手続きをします。
注意点は以下の通りです。

注意点

・eSIM開通手続きはWi-Fi環境で行うこと
ahamoのeSIM開通手続きページのQRコードをパソコンや別のスマホまたはタブレット画面に表示させておくこと
・ahamoアプリをダウンロードしておくこと
・切り替え手続きを行うと、今使っているキャリア回線は使えなくなる
・手続き可能時間は9:00~21:00
・端末にプロファイルをインストールして再起動した日から料金が発生する
・一度インストールしたプロファイルは削除しないこと(削除してしまうと再発行に料金がかかるそうです)

まず、Wi-Fiに接続します。そして次の手順で設定していきます。

③「QRコードを使用」をタップ

④カメラ画面に切り替わるので、ahamoの手続きページにあるQRコードをスキャンする。
このQRコードを表示するためには、パソコン、タブレット、スマホなどネットにつながっているデバイスが別に必要です。

⑤「新規eSIMをアクティベート」と表示されるので「許可」をタップ

⑥「モバイル通信プランを追加」をタップし、ahamoを追加する

⑦ahamoの設定ができた

この後、スマホの電源を切って再起動し、発信テスト用番号111に電話をしてガイダンスが流れたら開通です。
これで晴れてiPhone15でahamoユーザーになりました。

ahamoを1か月半使って

5月23日現在、ahamoを使って約1か月半経ちました。
4月の約20日間でデータ使用量は4.2GBでした。
5月も1~23日で4.72GB。月末までに6ギガちょっと使う計算です。
やはり、頑張っても10GBも使えません。
であれば、20GBではなく10GBのもっと安いプランがあればいいのですが。
日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」であれば、10GBに通話1回5分以内70分のプランで1,390円。
ひとつ上の30GBでも2,178円と、ahamoの2,973円よりもお得です。

ひとつ良いと思っているのは、ahamoのアプリが意外と便利ということです。
アプリをタップするだけで利用料金、データ使用量がすぐにわかります。
日本通信SIMのb-mobileには専用アプリがなかったので、いちいちサイトにログインして確認していました。
たぶん、そのうち乗り換えると思いますが、しばらくはahamoにしておきます。

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