勝間和代・上大岡トメの目うろこコトバ (朝日新書) 新書 – 2010/8/10
勝間和代さんと、『キッパリ！たった5分間で自分を変える方法』の著者で漫画家の上大岡トメさんの共著。
「目うろこコトバ」とは勝間さんの造語で、目からうろこが落ちる思いをしたコトバのこと。
本書はそんな50の「目うろこコトバ」を集めた珠玉の書。
ひとつひとつの目うろこコトバに、上大岡さんの漫画が添えられています。
ソフィーは「カツマー」ではありませんが、著書を読んだり、ユーチューブを視聴する程度のファンではあります。
そこで勝間さんが繰り返し主張している内容も含まれていて、よい復習になります。
この本の特徴
この本の良い点は、それぞれのコトバが4ページで完結するところです。
勝間さんのわかりやすい説明が短くまとめられているので読みやすいです。
だから、どこから読んでも学びが得られるのです。
そして最後に上大岡さんのウィットとユーモアが効いた漫画。
インパクトありますよね。
例として「浪費をするな、投資を惜しむな」の章を紹介します。
浪費をするな、投資を惜しむな
私たちが自分たちの大切な資源、代表的なものとしては「お金」や「時間」を使うときに、使っていいかどうかを決める際の判断基準になります。
＜中略＞
そして毎日、少しでも浪費を避けて投資するように習慣を作り替えることで、それまでできないと思っていたことが以外とたやすくできるようになるのです。
＜中略＞
洋服やパソコンも、その費用が浪費なのか、投資なのかを吟味して投資します。
＜中略＞
すなわち、自分の大事な資源は、将来のリターンが見込めるものだけに使うということです。そして、それが一度習慣化すると、いつも、以前に投資した分のリターンが来るようになるため、将来のために使える時間やお金を複利でどんどん増やすことが可能になっていくのです。
最後に、ゲームをすることが浪費でなく投資であると親に力説する息子の様子が漫画で添えられていてクスっとしてしまいます。
この章でソフィーが学んだことは、投資できるものはお金だけでなくあらゆるリソースだということです。
だから、睡眠時間を確保することもソフィーにとっては投資と言えます。
睡眠を十分取ることで、体力、気力、集中力を確保し、生産性をあげることができます。
ソフィー的この本の使い方
この本の有効な使い方を思いつきました。
それは、毎日この本を使うということです。
具体的には適当にめくって出てきた章のコトバをその日の目標にするのです。
本を読む価値は行動を起こすことにあります。
また読んで「いい内容だなあ」と思ってもすぐに忘れてしまいます。
だから実行するのです。
上に紹介した章は、昨日（1月2日）に出てきたコトバです。
昨日1日「浪費せず投資を惜しまないこと」に留意することで、以下のことができました。
・ウォーキング 1時間40分
・英語学習 1時間
・ヨガ 1時間10分
・読書 2時間30分
・百人一首を覚える
・ブログ記事を書く 1時間
・筋トレ 10分
お正月はテレビをつけたらついだらだらと見てしまいがちです。
でも「時間と気力」を投資に振り向けるよう気持ちを切り替えることで、テレビを見ずにこれだけのことができました。
目うろこコトバは50あります。
だから毎日やると50日で終わってしまいます。
でも１つのコトバを1回実行しただけで身に付くとは思えません。
1年を通じて実行すると各コトバを7回実行することになります。
山口真由さんの「7回読み」ではありませんが、「7回実行」により着実に習得できると思うのです。